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知財ITでスピード経営に役立つ知財の社内見える化を!
【後編】

「脱・エクセル依存」で業務革新

上記した流れから、具体的には最新のIT技術を利用した高効率化・標準化や情報の共有・共用化、脱・汎用ソフト依存による無駄の排除、また社会のネット環境を活用した距離感のない協働業務システムといった特許調査の業務革新を図るタイミングにきています。
出願管理においては、社内出願・権利の見える化を図りR&D部門の出願戦略と積極的な権利活用に向けた現状の課題解決も重要なキーワードであると考えます。
では、どのようにして上記した課題に対応していけば良いのでしょうか。各企業がそれぞれ個別に上記課題解決を進めるには負担が大きく時間もかかってしまいます。当社では、2009年に業界で初めて知財業務のためのシステムを開発し社内サーバータイプでの販売を開始しました。これが知財戦略グループウェア「THE調査力」の始まりです。これと並行して、国内IT環境はクラウドサービスの提供やネット環境を自社サービスに取り込んでいく事業もいろいろと展開されるようになり、導入時の企業負担も鑑みて、当社でも2013年4月からクラウドを利用した知財戦略グループウェア「THE調査力」のネットサービスを開始しました。これにより、各種知財業務の「脱・エクセル依存」を図る業務革新の有力なITシステムとして手軽に利用いただけるようになり、利用者のご要望も大いに取り入れながら知財業務のグループウェアとしての評価も実感いただけるようになってきています。

知財戦略グループウェア「THE調査力」の導入メリット

(1)R&D部門の負担軽減と他社発明動向の見える化

事業競争力の核となる新技術・新製品開発の強化とスピードアップへの要請が厳しさを増す中、THE調査力はR&D部門における研究・開発者のための知財戦略グループウェアを提供します。この開発の背景として、すでに国内企業では、知財部門と同様に特許情報検索システムを全社導入し、研究・開発者自らが検索・調査できるという点では便利な環境になっていますが、その分特許調査に要する時間と労力も相当費やすデメリットにもなっています。 THE調査力は、研究・開発者が行う特許調査を必要最小限にシンプル化し、時間と手間隙を限り低減できるようになっています。また開発競争にはライバルの発明動向を見える化し権利調査の効率化にとどまらず開発活動のための新しい調査環境も提案しています。 すでにR&D部門向けとしてTHE調査力の導入により調査環境を新しく移行する企業が増えてきており、研究・開発者による調査の短時間化や効率化を図るとともにライバル出願傾向の”見える化”など、知財トレンドに沿った動きが始まっています。

(2)特許戦略を強化するための出願・権利の社内見える化

THE調査力が提案するもうひとつのキーワードは、”出願・権利の社内見える化”です。特許検索が全社的に自由に行える環境に対して、社内の出願情報はセキュリティ管理が厳しく、研究・開発者が自由に閲覧し利用できるような社内環境はあまり耳にしません。特許管理システムが特許庁業務や原簿管理を本来の目的としていることもその要因となっています。
しかしながら、発明や出願活動は研究・開発者の重要業務であるため最新の出願情報・権利情報が社内で見える化(セキュリティを考慮したうえで)されることが出願戦略の強化や権利の全社的活用の促進にも繋がる大きなメリットがあります。
THE調査力は、出願を製品や要素技術など階層分類によって整理することもできます。必要に応じて開発プロジェクトや最新経過情報、発明者なども選択して社内出願情報を簡単に利用することができます。他のシステムでもこのようなことは可能ですが、問題はインターフェース設計と使い勝手にあり、THE調査力ではいろいろな情報が見える化されます。新規出願の追加入力以外は、公報取得や経過情報更新を完全自動化しているため人手かかりません。他社・自社/国内・海外の区分なく同じシステム上で各人各様の業務ができるなど、THE調査力の導入によって利用者サイドに立った社内出願管理の環境づくりも簡単に実現可能な時代を迎えています。

(3)グローバル調査効率をアップする特許ファミリー活用の見える化

グローバル特許調査及び海外への特許出願を積極的に行っている企業の多くは、ファミリー特許毎の調査であったり自社出願のファミリー管理など、目的に応じたファミリー情報の活用を行っています。既存のシステム上でも当然ファミリー対応はされていますが、企業訪問による意見交換では、ファミリー情報の利用や管理についてのご要望を多く耳にします。社内ストックデータにおいてファミリー単位の調査勝手やファミリー中の日本や米国等の優先調査のし易さに加え、個別特許とファミリー情報の閲覧性や表示方法など、もっと便利な調査や管理ができるシステムの提供に多くのニーズがあるようです。現状ではデータ提供において実現は見えていませんが、国内特許同様に外国特許の経過自動監視にも大きな期待があります。
国内の特許調査に比べ、グローバル特許調査には大きな量的・時間的負担がかかります。Excel出力データ等による調査となると更に手間隙が増します。したがって、当社では上記したニーズに応えるため世界特許情報全文検索サービスGPG/FX(Japio)と連携したTHE調査力のファミリー調査インターフェース開発も重要なテーマとして取り組んいます。

THE調査力の特長や機能につきましては、是非、本サイトをご覧ください。

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